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都内でうろうろしてる会社員の日常

Barcelona Pura! 「バルセロナより愛を込めて」

新宿のガルロチで渡部純子さんと中田佳代子さんのガチンコなフラメンコを見ました。

渡部さんは長い間バルセロナのタブラオで活躍してた踊り手さんで、中田さんは今バルセロナに住み活躍している踊り手さん。どちらも生でがっつりその踊りを見せてもらうのは初めてだったのです。楽しかったー。いや本当に楽しかったよ。楽しすぎてぐったりしたもの。

 

渡部さんの最初のソロのグアヒーラから度肝を抜かれました。

グアヒーラはキューバにルーツを持つ曲で、踊り手はアバニコ(扇子)を使うことが多いけれど、渡部さんが持っていたのはうちわ。ちょっと東南アジアのビーチリゾートの雰囲気もある編みのうちわに見えたけど椰子編みなのかな。キレキレで美しくて、強さも存分に感じさせるグアヒーラ。踊りも逸品だけど実はこのお姉さんサーフィンなんかもやっちゃうんじゃないの!?って思わせるような格好良さで釘付けでした。

そこから中田さんのシギリージャ。これはちょっと上手く感想いえない。すごかった。同じように2部で渡部さんが踊ったソレアも上手く感想がいえないけどすごかった。こういう曲は、歌もギターも踊りも見る方の胸ぐらを掴み、締め上げ、そしてこちらの感情を乱してすーっと消えていってしまうのが最高なんだと思う。


そして、カディスのカンティーニャス。こちらは中田さん。

カンテのマイ・フェルナンディスがカディス出身で、カディスの風と匂いと光を目一杯舞台に吹き込み、そこで中田さんが炸裂すること炸裂すること。花火大会みたいでした。どかーん!どかーん!って。

フラメンコの踊りって張りつめてるところはめちゃくちゃに張りつめてる。息止めてみてることもあるくらい。でも、大笑いしたりずっこけたりするような楽しさもあって、このカンティーニャスにはそういう陽気な楽しさが満載だった。でも格好いいの。なんなのかな。面白くて格好いい。いやーなかなか到達出来るところじゃないです。

 

すごい舞台、楽しくてしょうがない舞台は見ているこちらに本当にたくさんのものをくれます。とにかくばしゃばしゃ惜しみなく。でも、同じくらいかそれ以上こっちの魂ももっていかれてしまうので、もうね、幸せな屍みたいになって会場を後にしたのでした。