好きなことをやってるのに、という力

年度末は大きな騒ぎも起きずに無事やり過ごし、新年度が始まってしばらく経ったものの仕事ではそれほどヤバい案件を引かずに生き延びている。そうなると俄然フラメンコの練習に時間を割きたくなって、張り切ってスタジオを借りて自主練などしてみるのだが、自分で組んだはずのスケジュールで疲労がどんどん溜まる。挙げ句、酷い風邪をひいて熱こそでなかったものの、鼻をティッシュで抑えて歩きたいような状態になった。

発表会用のクラスにはヨロヨロしながら参加し(迷惑だから休んでろという話)、ぼんやりするのをカフェインやらチョコやらで盛り上げて仕事を回し、なんでこんなヨボヨボになってるんだよと自問。

クラスに出ても自主練しても得られるものは多く、でもその一方でこれもできない、あれも全然ダメだと自他両方からのダメ出しでいっぱいになって帰ってきて、必要以上に食べて気持ち悪くなって寝るようになってしまった。これ、エモーショナルイーティングってやつだよね。

 

そして突然、好きなことをやっているんだからストレスが!とかもう疲れた!なんていうのはおかしいと思っていたことに気がついた。それがまず、体を絞りたいと思ってるのに衝動的にものすごく甘いものを食べたり、すごい量を食べ続けたりするという形で表に出てきて、そして、本当は疲れていて休みたいのに「もっとやらねば」という気持ちに押し切られて練習をいれたりして体調を崩したりもした。

わりと無意識に「自分の好きなことをやってるのに」というプレッシャーを自分にかけ続けていたのだ。そして、道なりに進んだくらいじゃ到達出来そうにない高い理想を掲げ続けていた。それらは強い力になって自分を縛っていたのだろう。

好きなことをやっているのに甘えたことを言ってはいけないとか、やりたいといったのだから途中で「もう嫌だ」というのは間違いとか、そういうのを他人が言っていたら、どんな精神論だよ気持ち悪いって思うのに、自分で自分に言うのはノーチェックなんだよね。不思議。

どんな力で無駄に自分を縛っているのかが見えたので、踊りの発表会までもうしばらくどうにか力を抜いたり、逆に利用したりして走っていけたらいいなと思う。

発表会が終わっても私のフラメンコ練習生生活は続くし、もちろん会社員生活も続くのだ。