お見送り

去年の夏頃から、新しい場所に旅立つ人を見送る機会が続いている。

 

理由や行く先は様々だし、幼稚園や小学校の頃からの友人もいれば、趣味で知り合って親しくしていた人、よくいくお店の常連さんだったり、全て異なる話ではあるけれど、とにかく私は手を振って見送るのだ。見送ることさえ出来ず、本当に遠くに旅立ってしまった人もいたのだから、見送ることが出来ただけでも運がある。

 

遠く離れてしまっても、お互い会いたいという気持ちとタイミング、場合によってはちょっとのお金と体力さえあれば、また会えるということを私は知ってる。これは大人になってしばらくしてわかったこと。大人っていいよね。

 

見送った分新しく出会えるってものでもないから、しばらくはいつもの電車が妙に空いてるみたいな感覚で過ごすことになる。そりゃあ少しはさびしいけど、悲しい話ではないからいいのだ。