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かわいいから逃げ切れない

30代向け女性ファッション誌を読んでいたら、35歳からの結婚特集があり、カリスマ婚活アドバイザーがブラックコーヒーにダメ出ししていた。理由は「かわいくない」から。お見合いやデートの席では飲んではダメ。温かい飲み物なら紅茶かカフェオレらしい。

 

白やピンクのやわらかい服を着ろとか、髪はツヤ重視なので巻くべきとか、相手の目を見て相槌をうちながら話を聞けなんていうのはまあ想像の範囲内だけど、ブラックコーヒーがダメ出しされるの!?って吹きそうになった。飲んでたのブラックコーヒーだし。だから私は結婚に縁がなかったのねーと3秒くらいしみじみ省みたものの、だめだ、やっぱりこれはネタとしか思えない。

 

結局男性はわかりやすい女性らしさ=かわいさが好き、っていうのはある部分で真実なのだろう。とはいえなあ。アラサーどころか40過ぎようがかわいくあれって、個人のポリシーは自由だけど、さもこの世の常識のように説くのはさすがにどうかと思った。死ぬまでかわいいは正義なのか。
どちらかといえば、いい大人になっても自分をかわいく見せようとあの手この手でがんばる姿が一周回ってかわいいっていう話のほうがわかる。でもその「かわいい」って上からみた「カワイイとこあるじゃーん(笑)」みたいなやつだよね。そしてそれは「イタイ」と紙一重でもある。

誌面にはその婚活アドバイザーに指導を受けて結婚した編集者も登場し、本来女性ならばもっているかわいらしさが云々などと言い出してしまったので、かわいいの闇は深いなあと改めて感じた次第。